2008年08月21日

生活立ち上げ話その2(ニューヨーク・ウエストチェスター編)

もうすっかり朝晩冷え込むNY近郊です。
昼間は暑いけど、ああ、夏は終わったなって感じ。


さて、引越し話、しばらく書く暇がなくてすいぶんと時間があいてしまいました。
前回の話はここ






出発日前日、友達に車で送ってもらって空港そばのホテルに泊まった。
(ありがとね、みんな〜!)
移動は山のような荷物を一人で持って、なおかつストローラー。
当時小学2年生のムスメはたいして役に立たず。
飛行機という密室の中で遠慮なく泣き叫んでくれた1才児(当時)をかかえて、ヘロヘロになってJFKに着いた。

オットがお出迎え。やっとの思いで買ったと言う車で来てくれた。彼も彼なりに、この1ヶ月一人で大変だったらしい。車を買うにも車がないとお店に行けないんだものね。週末のたびに公共のバスに乗ってお店に行ったという事だ。そして食事なども随分ドクターSたちにお世話になっているらしい。

さて、やっとこさドクターS宅に到着。
ドクターS夫妻だけとの共同生活だと思っていたのに、そこにはさらに彼らの娘夫婦とネコ数匹が待っていた。娘の名前ははティナ、看護婦。30代半ば。その夫はダン、足専門の医師。ダンはオットと同い年だ。
彼らはもうすぐアップステイトNYに引っ越す予定なのだが、住んでいたアパートのリースが切れてしまったので、引っ越すまでの2ヶ月間、ここに泊まっているというのだ。もうあと2週間ほどで出て行くらしい。
きさくでよさそうな人たちだけど、ネコもいるし、彼らの荷物もすごい量。そこにさらに私達もやってきて、家の中はパンク状態だ。

house.jpg
パンパンになったドクターS宅。これは冬に撮ったものだけど。

ティナ達は最初はゲストルームに寝ていたが、うちのオットが来た事により、ファミリールームに降格された。そして今、私達が来た事により、そこも追い出されてダイニングルームで寝てくれる事に・・・。すみません…。

我が家の割り当ては、オットとムスメが2階のゲストルームに、私と2歳児(当時)が1階のファミリールームに。
バスルームも我が家が一つ専用に使っていいことになった。あとの人たちはみんなドクターS夫妻の部屋にあるバスルームを使う事に。ああ、本当にすみません。
最初は無料で泊まらせてくれるということだったが、やっぱり家賃は払った方がいいということになり、私達が来た日から支払う事になった。

ネコ数匹は、ドクターSがアレルギーということで、地下室に閉じ込められていた。しかもネコ同士仲良くできないからという理由で、二部屋に分けられていた。贅沢だなあ。(あ、そういえば余談だけど、数匹のうち、1匹のネコの名前が日本語で「ねこ」だった。英語読みの”ニーコー”nekoって呼んでたけどね。)

そしてこの共同生活においてなんといっても困り者は当時の2歳児さん。時差ぼけがひどい私達、へんな時間に怒涛のように眠りこけてしまう。そして当然ながらへんな時間に起きる。特に2歳児はすぐに泣き喚くので、生きた心地がしなかった。すぐ隣りのダイニングで娘夫婦が寝ていると言うのに。夜中も昼間もかまわず泣き喚く2歳児。彼の口に合う食べ物もなく、プライバシーもなく、私の疲労もピークに。。。
今思うとこの最初の2週間が一番つらかったかも。
オットが和食党の2歳児のために、日系スーパーで炊飯器とおコメ、おみそなどを買っておいてくれたので、日本から持ってきたふりかけとゴハンで、なんとか2歳児は「和食」にありつけた。みんなめずらしそうに「へえ、これがライスクッカーかあ」と見ていたよ。ちょっと恥ずかしい〜。ま、文化交流ということで。

翌日からはもうオットは仕事に行ってしまったし、なんだかわけわからないまま私達はモーローとしたままお食事をいただいた。
ミセスSは「数日間はお客様として扱うけど、その後は自分でね」ということで、とりあえず必要なものを買うためにスーパーに連れて行ってもらうことにした。だが早くに慣れるために運転は自分で、ということだ。さすが、やさしいけどなかなか厳しいわね。
早速朝8時過ぎにスーパーへ。久しぶりの右ハンドル、朝から緊張だわ。しかもスーパー遠いし!マンハッタンしか知らない私にとって、この郊外の生活は初めて。こんなに数マイルも運転しないとどこにも行けないなんて。
朝早くにスーパーに行くのは普通のことなのか、と聞くと、そうだと言う。日本じゃまだ開いてないよ、こんな時間。だいたいまだ『おかあさんといっしょ』を見ている時間だもん。
確かにスーパーに行ってみると、もうたくさんのお客さんがいた。7時オープンだって。
「さあ、好きなもの買って」と言われても、何を買ったらいいのかわからない。こんな塊肉ばかりでどうしたらいいのか、メニューが思い浮かばない。しかも2歳児はわめくし、頭の中真っ白。もう右往左往しながらとにかく必要と思われるものをカートに放り込んでいった。

なんとか運転と買い物を終え、帰宅。まだ9時過ぎ。これから1日何もする事がなく、オットが帰ってくるまで時差ぼけと退屈との戦い。子供達も何もすることがなく、手持ち無沙汰。おもちゃもないし。人の家でずっと子供用のテレビを見さすのも気が引けるものね。でも当時はテレビなんてみる気も起きなかった。
オットが夕方に帰宅。
当時は今と違ってオットの帰宅時間が早く、5−6時には帰ってこれたので、私達にはとても助かった。


日本にいた時、家ではムスメには日英両方の言葉でしゃべっていたとはいえ、ムスメの英語ではまだまだ。私もかーなーりー忘れていて、英語が思いっきり不自由な人になっていた。ガーン!!こ、こんなはずでは・・・!!!言いたいことが言えない〜。
時差ぼけと子供の世話、そしていきなりの英語しかない毎日で、私の老化しつつあった脳みそがフル回転〜。少しは活性化されたかしら?

さて、この日は下の子の2歳の誕生日ということでみんながケーキを買ってきてくれてお祝いしてくれた。でも私達にとっては丁度夕方が魔の時間。ぐっすり寝ているところを起こされて、なんとか食べた。2歳児本人は爆睡だった。


そしてその次の日。教育委員会に行って、ムスメの学校の手続きをしなくては。なんといってもムスメの学校が一番大事だ。いつまでもプラプラしていられないし。
ドクターSの家に住んでいます、という証明のために、ミセスSも一緒に行かないといけない。色々学校についての質問があるのに、電話にも出ない教育委員会…。先行き不安・・・・と思いつつ、小雨振る中、一家四人とミセスSで朝から教育委員会へ向かった。


つづく



おまけ
当時オットが買ってきたケータイ(右)。
P8200164.JPG
こ、こんなのしかないのか、アメリカは!!というショックを受けた電話。画像も悪いし、あまりの古さにびっくりなんてどころじゃなかったわ。8年くらい遅れてる感じ。まあ、高いの買えばもう少しマシのもあったとわかったのは後のこと。とりあえず、オットが2つ一緒に契約するとこれが安かったからって買ってきたから仕方なく使いました。ま、メールしたり、電話する人もいないもんね。なんでもいいのよ。
でもストラップもつけられないのよねー。日本でジャラジャラつけてた私としては、大変不満むかっ(怒り)

で、つい先週、機種変してゲットしたのが左の。
無料の機種変キャンペーンだったのでちょっと型は古いけど、私にとってはハイテク〜!!
スライドして開けるタイプだし、写真の画像もいいし、クルクルまわすのもあるし(何ていうの、これ?)。
これにはストラップも付けられるし。やっぱり(?)ドコモダケで〜。
posted by つなみ at 17:05| ニューヨーク ☀| Comment(11) | 家族で引越し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
生活の立ち上げ、本当に大変ですよね。前記事も読ませていただきました。
つなみさんと同じように 私も主人も学生時代にアメリカにいて、2度目のアメリカだったので、大体大丈夫だろうと思ってやってきました。 予想は砕かれました。 テロ以降、外国人には(うちのような留学生家族には特に)とても住みにくい国になっていました。 それに、単身と子供がいるのとでは違いますよね。 うちも娘の学校の事を決めなければならないのに、入国が許されるのは、学校の始業日の30日前なのです。 30日間で(実質2週間)、するべきことは山のよう、手続きはやたらと遅い、、、とってもストレスが溜まった1年目でした、、、。

でも、落ち着くまでのお家を貸してくださる方がいらっしゃってよかったですね。 さっき 「ラジオもやっていたNYの有名な牧師さんって、どの方だろう?」と主人と話していました。

続きも楽しみにしていますね。
Posted by かたこ at 2008年08月22日 14:00
見たところ、それほど大豪邸って感じでもないのに受け入れてくれてドクター夫妻も偉いねぇ。自分でやってね、っていうのはやっぱり厳しいけど、今後覚悟してアメリカに住むには必要なんだよね。自分なりに肉の塊と格闘してっていうのもつなみちゃんは大変だったね。でもドクターが傍にいて少しはアドバイス貰ったりして・・・・、渡米すぐから独りにされなくて良かったのかな・・・?それともプライバシーが欲しかった?

2歳児ちゃんは大変だったろうなー。性格的にも難しい年頃だし、生活が全く違うと緊張もするだろうし、ましてやアレルギーがあったらさ、食べ物1つとってもどうしていいか分からないよね・・・。

誰かのお宅にお世話になるって、心強いけど確かにリラックスできないよね。私も実はホームステイってすごく苦手。気を使うからね・・。でもやっぱり渡米当初はアパートが見付かるまで副社長宅に下宿してた。もうイヤでイヤでさ・・・。

わははケータイ、そうなんだよ!日本のを見るとびっくりするよー。私が来た時、まだまだ自動車電話が普通でさー。ゴッツイのを使ってたんだ、うちの社長は。
次はどうなるのかなー。
Posted by ピグリー at 2008年08月22日 23:54
こんな大変な中で本当によくがんばりましたねぇ、つなみはん。
苦あれば楽あり・・・これからは素敵な日々が過ごせますよ。
またカキコします♪
Posted by ドラクロワ at 2008年08月23日 00:54

こんにちは、えいと@です。

うぅう。。。
涙涙でございますねー。
やはり渡米当時っていうのは苦労の塊の日が続くんですねぇ〜。

つなみさんは小さい子供さんが、特に1歳のお子さんがおられたから本当に大変だったと思います。
飛行機に赤ちゃん連れのお母さんがたまに乗ってるけど、子供って泣くしぐずるし、
あやすのにずーっと座らずに歩き回って…。
見てて気の毒になっちゃいます。

アメリカ生活での苦しかったこと、辛かったことってその時は必死だし、メチャクチャ大変だけど、
後々、振り返ったら笑い話になるといいなーって…。そんな風に思います。

 えいと@

Posted by えいと@ at 2008年08月23日 02:09
こんにちは。はじめまして!!!
えいとさんのところから飛んできました。
さとこって言います、よろしくお願いします。

私は今年の4月に渡米して来ました。
初めての海外生活。
色んな文化の違いや言葉の壁と疲れで寝込んでしまったり、
最近やっと生理不順が落ち着いてきたり・・・。
毎日毎日は明るく勤めようとしているのですが、
知らぬ間に体が悲鳴をあげてました。
ついでに最近でも毎日家族の夢を見ます(笑)

かといって帰りたいわけでもなく、とってもこちらの生活を楽しんでいますし、
日本では経験できないこともさせてもらってるので
とっても満足しています!!!!

ダラダラ書きましたが・・・携帯、すごく羨ましいです・・・。
アダグジ、いまどき白黒のん使ってるんで、カラーとかすごく憧れます・・・笑。

そしてそして・・・オクラ!いいですねぇ〜!大好きです。
オクラの花も美味しいので是非食べてみてください!
花びら1枚だけでも生で食べてみてください!
衝撃ですよーウフフ。ほんと美味しいですから。
アダグジは生なら三杯酢で、
火を通すならつぼみごとテンプラもしくはフライで食べるのが好きです♪

また遊びにきます♪
Posted by さとこ at 2008年08月23日 12:40
ああ、私も一人でだけど、居候2週間ぐらいしたときがあったなあ。。。凄く気を使った〜汗。

小さい子連れだと、泣いたりすると、申し訳ない気持になっちゃうよね。。。
気楽にホテルなんかに泊まれればいいんだろうけど、ちょと田舎だったりするとホテルも無かったりするもんね。。。

とにかく。。。小さい子連れて良く頑張ったね、つなみちゃん!!
Posted by まーすぃ at 2008年08月23日 12:52
皆様、コメントありがとうございます!!

■かたこさん
かたこさんのおっしゃるとおり!まさしく私の言いたいことを代弁して下さってます。かたこさんご夫妻も同じような経験をなさったんですね。テロ以来、外国人には住みにくくなったし、そして子連れかそうでないかでも全然違う。本当にそうです。
生活が落ち着くまでが大変・・・でもいつ落ち着くの?という感じでずっと持続中です。

S牧師さんは、もう数年前にラジオ番組はやめちゃったんですけれど、郵便配達の人が大ファンらしく、日本からの郵便を持って来てくれる時、私が玄関を開けるとがっかりしてました。「ドクターSはいないの?」って。ハハハ。


■ピグちゃん
さすが、、するどいねー!そうそう、今思えば、立ち上げ期にドクター家にお世話になれてよかったのよ。でもとにかく人が多くてね。キッチンはひとつだし、それが大変だった。2歳児のためにプライバシーがほしいっていうのもあったけど、でもなにより彼らのサポートが素晴らしかったのよ。この事はまた今度書こうと思うんだけどね。
子供の食物アレルギーは、まだこの時は知らなかったの。だからハウスのカレールーでカレーを食べると、いつも蕁麻疹が出ててどうしてかなあって思ってた。ハウスのにはピーナッツが入っているんだよ。それに秋ー冬はホリデーシーズンでしょ。ピーナッツやらカシューナッツやら、たくさん周りにあって、みんなむしゃむしゃ食べてたのに、よく大丈夫だったと思って。思い出すと怖いの。
自動車電話・・・!!あのトランシーバーみたいなやつかしら??爆〜。


■ドラ様
そうなのー。なにしろ家の中に人が多くて大変だったのだけど、いろんな人と知り合えたし、なんといってもドクターS夫妻と一緒に暮らせたのはとてもよい経験になりました。
でも素敵な日々はなかなか来そうにないっす〜!!

■えいと@さん
ほんと。その通りですー!とっても大変だけれど、振り返ればあんなこともあったなあ、あの時は大変だったなあ・・・って、時がたてば思えるものなのね、きっと。だから忘れないうちに書いておこうかなあとだんだん思い始めたんだと思う。涙〜(ノД`)!
それにしてもね、赤ちゃんと一緒に飛行機、めっちゃ大変!!!もう当分やだなあ!!プンプン。


■さとこさん
はじめまして!コメントありがとうございます。さとこさんはクイーンズにお住まいなんですか。まだいらしたばかりで大変ですね。私もアメリカで大学1年を終えた時、生理不順になりました。1ヶ月くらい止まらなかったんです。自分では普通に過ごしているつもりでも、ストレスだったんですね。さとこさんも体には気をつけて下さいね。
オクラ、数日に1つくらいしかとれないので、どうやって食べればいいのやら??お花の天ぷら、おいしそうですね。今度やってみますね。


■まーすぃちゃん
そうそう、小さい子がいると気を遣うのよ・・・(ノヘ;)シクシク 
今回は最低でも半年、そしていつまでかかるかわからなかったからホテルには泊まれず・・・。賃貸でも金銭的に大変だったと思うから、オファーしてもらって本当にラッキーでした。家賃もね、相場の半額くらいにしてもらえたのよ。感謝です。




Posted by つなみ at 2008年08月24日 09:09
家賃を払った所が凄い。。。とっても誠実なつなみちゃんご夫婦♪

楽しい週末をね♪コメントもありがとう!
Posted by まーすぃ at 2008年08月24日 16:28
すごいね〜・・。子供がいると、他人と一緒は本当に辛いよね・・。よく乗り切ったわ。

それから、お誕生日だったのね〜。おめでとう。ケーキ、きれいにできてるよ。10年・・、う〜ん、想像もつかないけど、やっぱり私もあっという間だった、って思うのかなあ〜。子供を育てるって時間を短くするよねえ。
Posted by みっく at 2008年08月24日 20:09
つなみちゃん、元気〜?!

コメントありがとう。。。
誤解させてしまってるけど、私、ピアノ全然上手じゃないです。。。ごめんなさい〜。だって,15歳までしかやってない、ソナタで終わり。。。汗。

歌も。。。今は聖歌隊にも入ってないし・汗、カラオケも行くチャンスが無いしさあ。。。

つなみちゃんの近所だったら、ピアノ習わせてもらいたいです。。。(まだしぶとく言ってる。。。爆)
Posted by まーすぃ at 2008年08月26日 07:45
■まーすぃちゃん
何度も来てくれてありがとう。全然更新してなくてゴメン!!
いや、実はね、最初はタダで泊まっていいということだったんだけど、急に「やっぱりひと月○○ドルでどうか」って言われて・・・驚いたしこっちの計画も狂ったけど、ごもっともということでね・・・払う事になったのよ・・・。まあ、結果その方が気持ちが楽だったけど。
まーすぃちゃん、いやいや、すごいよ、ほんと!才能沢山持っていていいね!カラオケ、私行きたいんだよねー。実は今度の誕生日に行こうと思っているところ・・・ヒヒ。お近くだったら一緒に行きたいわー!
ピアノ、いつでも〜〜!爆ーーー


■みっくちゃん
久しぶりー。いやー、すごいいっぱい大人がいて、ビックリ仰天のおうちでした。ホームステイか?って。

誕生日、ありがとう。10年、振り返るとあっという間だったな。赤ちゃん期、怒涛の幼稚園、そして小学校と・・・・。チビトラちゃんも、これからだねー。どんな美少女に成長するか、楽しみー!あ、ドバイに行っちゃうのーー??(爆)

Posted by つなみ at 2008年08月26日 09:55
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